アトピー性皮膚炎 ジュクジュク 痒みの漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
43歳 女性
小さい頃からアトピー性皮膚炎で手と首が虫が走る様な痒みがあるので
何とかしたいと来店されました。
病院に行ってもステロイドしかない為、根本的に治したいので漢方薬にするとの事です。
食事は甘い物は控えめにしているようですが、脂っこい物、揚げ物、冷たい物などが多い様です。
患部を見ますと首元が紅く腫れている部分や掻き毟った跡、
ゴワゴワ状態になっている部分が見られます。
手の平や耳の後ろ、アゴの下がジュクジュクして汁が出てきている状態です。
中国医学的に診ますと『血熱紅斑(けつねつこうはん)』、『湿熱旺盛(しつねつおうせい)』の状態ととらえました。
また食事の注意点として脂っこい物、揚げ物、冷たい物、水分の摂り過ぎを指導しました。
この場合は体の中に溜まった老廃物を便や尿で排泄していく漢方が必要になります。
老廃物が体の中に溜まった状態のままですと皮膚に出てきて痒みも出ます。
1か月ほどしてジュクつき、痒み、赤みがひいてきて水仕事をしても酷くならなくなってきたという報告を受けました。
尿や便通も良く出ているようです。
少しずつ症状は緩和してきているようです。
毎日の食生活が皮膚疾患を生み出している方が非常に多いと思います。
ファーストフード、お惣菜、缶詰などの中には多くの防腐剤が含まれています。
今の世の中は便利になってきたのですが、その裏返しに健康を害して昔は無かった病気が、現代病として出てきています。
昔の良いところは再度見直して、現代の食生活を改めていく事で、皮膚疾患も良くなると思います。
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